時間の浪費家
「時間」の大切さについての考察は古代から現代に至るまで続いています。
つい、流れ行く「時間」を忘れてしまいます。
気がつかないうちに時間を浪費したり、時間泥棒にあっている事を忘れないようにしよう。
歴史上の賢者が知恵をしぼって、このひとつのテーマを考察したとしても、人の心の闇にはただただ困惑するばかりだろう。
誰も彼も自分の地所を1インチたりとも譲ろうとせず、隣人とのささいないさかいが、大騒動に発展することもある。それなのにわれわれは、他人を自分の人生にあっさり踏み込ませているーーそれどころか、自分の人生を乗っ取るであろう人々に、わざわざ道を開いてやるほどである。
誰も通りすがりの人に金をあげはしないのに、自分の人生となるといともやすやすとあげてしまうのはどういうことか!
われわれは土地や金には吝嗇であるのに、時間の浪費には無頓着と言ってよいほどだ、
こと時間にかぎっては、とことん吝嗇になるべきであるというのに。
セネカ「生の短さについて」
今日は時間というかけがえのない流れゆく資産の大切さ、自分で守ることを教えてくれる セネカの言葉が選ばれています。
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