日本抗加齢医学会研修講習会2017年10月1日

内科診療

今日は日本抗加齢医学会研修講演会に参加するために、大手町サンケイプラザ4階サンケイホールに来ました。(10:00-16:00)


プログラムは下記の通りです。

10:00-11:00     女性ホルモン補充療法の実際 高松 潔(東京歯科大学)
11:00-12:00 男性ホルモン補充療法の実際 満岡 孝雄 (満岡循環器・内科クリニック)
12:00-12:50 昼休憩
12:50-13:50 卵子の加齢へのアンチエイジング 齊藤 英和(国立成育医療センター)
13:50-14:50 アンチエイジングドック 米井 嘉一(同志社大学大学)
14:50-15:00 休憩
15:00-16:00 高血圧診療新ガイドライン~動脈硬化を中心にアンチエイジングの観点で~
吉田 雅幸 (東京医科歯科大学)

最初の高松先生の講演のTake home messagesは

  • 女性ホルモン補充療法(HRT)は閉経後女性のQOLの向上に大きく貢献する治療法である。アンチエイジングの効果も持つと考えられている
  • 懸念される乳癌リスクは小さい。逆にリスクが低下する悪性腫瘍もある。
  • 日本でもHRTガイドラインが作成されており、安全・安心かつ有効にHRTが施行できる状況にある

というものでした。

齊藤先生の講演は、不妊治療についてのお話が多かったのですが、まとめると男女とも「妊娠適齢期」があるので、その時期があることをよく知り、できるだけ時期を逃さないことが必要であることが伝わりました。

吉田先生は最近、公開された「高齢者高血圧診療ガイドライン2017」を主に、また、「動脈硬化性疾患予防ガイドライン」について改訂点を中心に高齢者の診療上の注意点に関してわかりやすいお話を伺いました。

明日からの診療に注意点が活かせそうです。