脂肪性肝疾患の頻度に及ぼすアルコール摂取の影響

2017年9月25日日記

今晩は。

千葉県木更津市の肝臓専門医、消化器病専門医、内科認定医、はやさかクリニック 院長 早坂章  (Akira Hayasaka)です。
いつの間にか、21時半です。私:早坂 章と妻:早坂麻奈美も「へー、やっぱり」と感じる「原著」 「脂肪性肝疾患の頻度に及ぼすアルコール摂取の影響」の御紹介で一度、休憩いたします。
王子総合病院消化器科 土屋 忠先生が筆頭著者です。
結論としては、
男性では経度飲酒群(お酒を少し飲む方)から中等度飲酒群では脂肪性肝疾患(脂肪肝)の起こり方はお酒を
飲まない方と多量飲酒者より、むしろ低かったが、
女性ではアルコール摂取の影響は明らかではなかった。
以上の結果から脂肪性肝疾患(脂肪肝)に及ぼす飲酒の影響には性差があり、
男性では経度ないし中等度までのアルコール摂取(飲酒)は過栄養性脂肪性肝疾患の発生を抑制する可能性が示唆された。

落ち着いて考えると常識に反するような、反さないような難しい問題ですね。