B型肝炎と腎臓病

2017年9月25日日記

こんばんは、千葉県木更津市 肝臓専門医 はやさかクリニック院長 早坂 章 (Akira Hayasaka)です。

今日も妻:看護師長、優秀なスタッフ一同と診療にあたりました。
以前にも書きましたが、B型肝炎の患者さんが最近、とても増えております。
最近、来院された患者さんは、総合病院でB型肝炎に関連した膜性増殖糸球体体腎炎と診断された患者さんでした。腎生研写真をお持ちで、蛍光抗体法できれいにHB関連物質が膜に沿って染色されておりました。
私は存在は知っていましたが、不勉強なので、今、UpToDateで再勉強致しました。
“The deposition of circulating antigen-antibody complexes in the mesangium and subendothelial space characterizes the membranoproliferative glomerulonephritis associated with HBV. Both HBsAg and HBeAg deposition have been implicated in this disorder, although their exact role remains uncertain

というわけで詳しくはわかっていないようです。

Kidney Internationalに少し以前のものですが、論文があるようです。

治療の部分も読みましたが、微妙な内容もあり、自分自身の勉強にとどめておきたいと思います。

やはり、毎日、勉強が必要ですね。