本日の外来診療から:ペグインターフェロン注射48週治療を無事完了された方
午後の外来診療でC型慢性肝炎の患者さんが治療の為に受けておられた、ペグインターフェロン(ペガシス)の注射を予定通り、48回済まされ、終了されました。御苦労様でした。
このインターフェロン製剤は従来の週3回の注射ではなく、週1回の注射ですが、注射前に必ず、副作用確認の為の、血液検査を受けていただき、その結果により、注射の可否、注射の量を判断することが義務付けられています。
一口に48回といっても、副作用、仕事を含めた日常生活の調整、通院時間、高額な医療費など、様々な制約を受けながらの48週間で、私の側からは想像の出来ないくらい長く感ぜられる期間であったと思われます。この方は、治療途中、HCVRNA定性は陰性でしたが、今後、陰性持続の確認、他の肝機能検査値の変動など、まだまだ、油断はできません。しかし、まずは、もう一度、御苦労様でした。ウイルス陰性が続きますように。
ディスカッション
コメント一覧
以前のインターフェロンは入院はもちろん
副作用で苦労する方も多く大変でしたよね。
外来で使えるようになったことは
患者さんの為によかったですよね。
私は検診業務にいましたが
肝炎に無関心な方も結構いらしゃいました。
医療従事者としてできることをしていきたいと思っています
☆彡ナース様、
コメントありがとうございました。
インターフェロンは、確かに以前よりは、患者さんたちがお楽なようです。でも、患者さんたちの闘病のホームページやブログを拝見すると、私たち医師は、患者さんたちの本当の辛さを、まだまだ、理解していないようです。
☆彡ナース様、医療職として、お互い、病と闘う方達のことを出来るだけ、理解するようにしながら、一生懸命、働きましょう。
また、確かに、肝炎への関心は高い方と、低い方の二極化しているように感じることもありますね。心配でいろいろ、お話しても、御理解していただけないことも、時にあります。でも、これからも、わかっていただけるように、努力していきます。