血小板を増やす、飲み薬
皆さん! 血小板を増やす、飲み薬の臨床試験広告を雑誌でみつけました。
先週アメリカ消化器病学会の雑誌(Gastroenterology)の3月号が届きました。
web版もありますが、やはり、紙で届くと、「読みなさい!」と言われているようで、ありがたいです。(その点、online版はこちらが近付かないとそのままですから・・・・)
さて、論文、記事もおもしろいですが、広告やいろいろなお知らせ、案内も興味深いものが、みつかります。
今回は、血小板が5万以下と少なく、手術や輸血などの治療を必要としている肝臓病患者さんに、eltrombopagという血小板を増やす、飲み薬の臨床試験、ELEVATEに参加しませんか?というものでした。
現在は特発性血小板減少性紫斑病で検討されているようですが、今回、肝臓病で検討するようです。
日本の学会でも、きっと、話題になっているのかもしれませんが、私は最近、聞くところに直行直帰で気づきませんでした。
すごい時代に入ってきてうれしいですね。
もう少し、この薬の勉強をしてみます。
ディスカッション
コメント一覧
はやさか先生、始めまして。バンバンさんのことろからすっとんできました。
C型肝炎の治療をアメリカで治験で始めて4ヶ月で中止したものです。私の治験薬はプロテアーゼ阻害薬でした。結局大量の薬だったもんで副作用と脳にきてしまい5週間前に中止を決心。
この血小板を増やす薬の開発すごいですね。
私も血小板が低く(重症ではないですが)治療を中止したもんでこれから心配です。この薬かはわかりませんがプロテアーゼ阻害薬との併用治験の前に血小板の薬との併用の治験の話が来ました。実際医者に会って聞いてみると、対象は7.5万以下の人、私は9万だったのでそれには入れませんでしたが。
でも血小板の数だけ上げるだけで肝臓がよくなるっていう意味なんでしょうか?肝臓の機能が下がると血小板の数が減るということだけ知ってますが。
とりあえす治療を中止したのでそんな薬が出るかもって聞いただけでほっとした私です。
こんなことをコメントに書いて良いのか分かりません。間違っていたらすいません。
父が昨年肝硬変で手術をしました。そして先週、食道静脈瘤による吐血をし、入院しました。せっかく治療した肝臓も最悪の状態らしく…今は血小板が5万以下で、どちらの治療もできない状態です。血小板を増やす薬の臨床試験をやるとの事ですが、本格的に使える様になるのはどのくらい先になるのでしょうか。また、その試験は日本では出来ないのでしょうか。お恥ずかしい話ですが、家はあまり中の良い親子ではなかったので、父には何もしてあげた事がありませんでした。今になって父の過去や思いなどを感じ辛い気持ちになりました。
薬が臨床試験から使用に至るまでには、きっと色々な段階があるのでしょうね。何か少しでもお話がきけたらと思いコメントさせていただきました。
ちえさん、返信がとても遅れすみません。
ご治療、大変でしたね。あまり、おかけできる言葉がなく、残念です。
でも、希望を捨てず、がんばってください。
さて、血小板増加の薬は、血小板増殖因子に関連する薬で肝機能をよくする薬では、残念ながらないようです。
もう少し、勉強したら、また、書かせていただきます
あやさん、
お父様の肝機能が改善するのをお祈り申し上げます。大変でしたね。
血小板を増やす薬の治験については、見通しは、私のような一開業医には、伝わってまいりません。相当、時間がかかるものと思われます。わかり次第、お伝えさせていただきますね。
期待だけ、皆さんに持たせるような投稿、今後は、注意してまいります。