C型肝炎治療でウイルスが陰性化してから10年は画像検査で肝臓癌ができていないか経過観察が必要

2012年4月18日

こんにちは、早坂章です。

昨日、このブログに千葉肝臓友の会の会報を御紹介し、フェイスブックに更新通知を書いたところ、大阪肝臓友の会の西村 慎太郎さんからコメントをいただきました。

キャプチャーしたところを拡大しますと

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いただいたコメントの中でC型肝炎ウイルスが治療で陰性化した後、7年後に肝臓癌が診断された前会長さんについて触れられています。

これは大変重要です。

西村さんの御指摘の通り、C型肝炎ウイルスが血液検査で陰性である状態が続いても、10年は定期的な超音波検査、造影CT・MR検査で肝臓癌の発生を見逃さないように注意して行きましょう。

外来では以前からお勧めしています、時に患者さんのご理解がられない場合もありますが粘り強く勧めております。

治療前の肝臓の線維化が少なさそうな患者さんには、6ヶ月に1度の超音波検査、1年に一度の造影CT・MR検査を

肝硬変に近い状態で診断された場合には、3ヶ月に1度の超音波検査、6ヶ月に1度の造影CT・MRを

勧めています。

 

昨年、別のブログで紹介させていただきましたが、昨年11月の肝臓学会誌に

 

インターフェロン治療著効後4年6ヶ月を経て肝細胞癌を発症したC型慢性肝炎の位置女性例:男性例との比較

 

という「症例報告」が、まび記念病院内科 川上万里先生らから報告されておりました。

 

油断することなく、肝炎ウイルスの引き起こした病気、発癌の危険性と戦いましょう。