C型肝炎フォーラム2009 千葉 金子周一教授の講演

2017年1月27日日記

9月11日金曜日の夜、診療終了後は、幕張で開催された「C型肝炎 フォーラム2009 千葉」に参加してきました。

一般演題のあと、特別講演は金沢大学医学部 消化器内科 教授 金子 周一先生の「肝臓病の新たな展開をもとめて」題する講演でした。
先生は私と同じ昭和57年医学部卒業です。講演では、先生の卒業のころから、最近までの医学・科学の進歩の話をなさっておりましたが、同じ世代なので、「フムフム、そうだったな」と楽しく聞かせていただきました。
その後、最新の肝臓病研究の現状、将来の予測など話してくださいました。
先生の御話は現実よりも一つ上の次元から、諸問題の本質、臨床への応用に関して御話され、非常にためになりました。
肝臓を肝炎など、いわゆる肝臓病を起こす場としての臓器としてだけだけではなく、代謝臓器、ホメオスタシース臓器として把握して講演してくださりました。久しぶりにクロード・ベルナール、ウィルヒョウなどという過去の偉大な医学者の考え方と現在の医学とのつながりなど、誠に、興味ぶかいものでした。
この教授がおられれば、日本の肝臓病研究・臨床は安心だと思いました。