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肝機能検査の勧め:FATTY LIVERから 

2011年 05月 9日:

FATTY LIVER

An interesting book about fatty liver

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

肝臓専門医 早坂章です。dr.gifdog03.gif

先日、御紹介させていただいた脂肪肝の本、FATTY LIVER の裏表紙うらに、肝機能検査の勧めが出ていました。その通りです。

以下、私の和訳で引用。enpitu02.gif

「あなたには、肝機能検査が必要?」

理想的には誰もが毎年、肝機能検査を受けることが望ましいけれど、以下の文章に思い当たるふしがある人は、いっそう、必要でしょうね。

 

  • 長年、薬をのんでいる、特に一度に何種類ものんでいるか、鎮痛剤をたくさんのんでいる。
  • 御家族に肝臓病の方がいる
  • 毎日、飲酒している
  • 血液検査で「鉄」が多いといわれている
  • いれずみか、ボディーピアスをしている
  • 1987年以前に輸血を受けている
  • 糖尿病・糖尿病ぎみといわれている
  • とても太っている
  • 仕事上、化学薬品を扱う
  • 覚醒剤をつかったことがあったり、注射の回し打ちをしたことがある。

 

日本だとウイスル性肝炎を念頭においた提案が多いが、この先生の勧めは肝臓病全体を視野に入れておられ、素晴らしいです。

原文はこちら。enpitu.gif

(I found good questions about who needs “Liver function test” at the end of the book “FATTY LIVER))

“”
Do you need a liver function test ?

Ideall, everyone should have a liver function test done annually; these tests are even more important if:

* You take long term medications, especially several drugs at one time, or a lot of pain killers
*You have a family history of liver disease
*You drink more than 2 alcoholic drinks everyday
*You have high levels of iron in your blood
*You have had tatoos or body piercing
*You have had a blood transfusion before 1987
*you are diabetic
*You are very overweight
*You work with chemicals
*You have used recreational drugs/ shared needles “”

簡単ですが、今日はこれだけ紹介させてください。

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千葉県木更津市 畑沢南 4-6-17

肝臓内科 はやさかクリニック

院長 肝臓専門医 Akira Hayasaka


Alcohol drinking patterns and the risk of fatty liver in Japanese men

2011年 04月 20日:

Journal of Gastroenterology Akira Hayasaka 早坂章

 

 

 

 

 

 

 

千葉県 木更津市 肝臓専門医 早坂 章です。

アルコールと脂肪肝に関するとても興味深い論文です。

アルコールは脂肪肝の原因といわれているけれど、逆に程よい(moderate)飲酒は脂肪肝を予防するともいわれているので、調べてみたという論文です。

【結論】 飲酒は脂肪肝に予防的に働き、その効果は月に21日以上、飲酒すると効果的?とのことです。

詳細を読み直します。

 

 

JOURNAL OF GASTROENTEROLOGY

Volume 46, Number 4, 519-528, DOI: 10.1007/s00535-010-0336-z

Yasunari HiramineYasushi ImamuraHirofumi UtoChihaya KoriyamaMasahisa HoriuchiMakoto Oketani,Kaori HosoyamadaKen KusanoAkio Ido and Hirohito Tsubouchi

 

Abstract

Background

Alcohol is considered to be a major cause of fatty liver (FL). In contrast, however, recent investigations have suggested that moderate alcohol consumption is protective against FL. To clarify the role of alcohol consumption in FL development, we examined the association between drinking patterns and FL prevalence.

Methods

We enrolled 9,886 male participants at regular medical health checks. Each subject’s history of alcohol consumption was determined by questionnaire. The subjects were classified according to alcohol consumption as non-, light, moderate, and heavy drinkers (0, <20, 20–59, and ≥60 g/day, respectively). FL was defined by ultrasonography. Independent predictors of FL were determined by logistic regression analysis.

Results

The prevalence of FL displayed a “U-shaped curve” across the categories of daily alcohol consumption (non-, 44.7%; light, 39.3%; moderate, 35.9%; heavy drinkers, 40.1%; P < 0.001). The prevalence of FL was associated positively with body mass index and other obesity-related diseases and inversely with alcohol consumption (light, odds ratio [OR] 0.71, 95% confidence interval [CI] 0.59–0.86; moderate, OR 0.55, CI 0.45–0.67; heavy, OR 0.44, CI 0.32–0.62) as determined by multivariate analysis after adjusting for potential confounding variables. In addition, examination of drinking patterns (frequency and volume) revealed that the prevalence of FL was inversely associated with the frequency of alcohol consumption (≥21 days/month) (OR 0.62, CI 0.53–0.71) but not with the volume of alcohol consumed.

Conclusions

Our observations suggest that alcohol consumption plays a protective role against FL in men, and consistent alcohol consumption may contribute to this favorable effect.

Keywords  Fatty liver – Alcohol consumption – Nonalcoholic fatty liver disease – Metabolic syndrome

 

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肝臓内科 はやさかクリニック

院長 肝臓専門医 Akira Hayasaka


コレステロールとうまく付き合うには 正常値でも「超悪玉」に注意(日経から)

2011年 01月 26日: 日本経済新聞にコレステロールについてのわかりやすい記事が掲載されています。http://ow.ly/3Ktej

参考にして、健康に注意しましょう。

Akira Hayasaka Liver disease expert こんにちは。 千葉県 木更津市 はやさかクリニック 院長 肝臓専門医 早坂章です。

この記事の内容が皆様のお役にたてることを願っています。

途中で出てくる、脈波検査(PWV)や頸動脈エコー、sLDLの大体の様子は「はやさかクリニック」でも検査が受けられますよ。

血液中のコレステロールについて、個人差を重視して管理する考え方が広がってきた。

コレステロール値が正常でも安心できない「超悪玉」のコレステロールの存在も注目されている。

健康管理のうえでコレステロールとどう向き合ったらよいのか、探ってみた。

個人ごとに判断

動脈硬化の発症メカニズムについて説明する昭和大学の平野勉教授(東京都品川区)

個人ごとにコレステロールのリスクを見極めることは、健康管理でも重要になってきた。

例えば、血液中のコレステロールが動脈硬化をもたらし、狭心症や心筋梗塞のリスクを高める度合いは、男女の間でも大きな差があることが分かってきた。

昭和大学医学部糖尿病・代謝・内分泌内科の平野勉教授は「女性、とくに閉経前の女性の血管は女性ホルモンによって守られている。血液中のコレステロール値が非常に高い人でも動脈に全く異常が認められない場合がある」と話す。

逆にそれほどコレステロール値が高くないのに動脈硬化が進む場合もある。例えば、親兄弟が心臓病を患っている人、糖尿病や高血圧症などの人は動脈硬化のリスクが高いと考えられる。動脈硬化は症状が出ないうちに進むので、その兆候を早めに察知してコレステロール値の管理をすることが大切だ。

最近では、「頸(けい)動脈エコー検査」「脈波伝播(でんぱ)速度検査」など動脈硬化度を測定する検査が普及している。リスクが高いと考えられる人は一度検査を行い、医師と相談するといいだろう。

コレステロール管理の指標となるのは、広く知られている血液中のHDL、LDLコレステロールの値だ。

コレステロールは肝臓で作られるが、水に溶けないため血液中ではリポタンパク質という物質と結びついた粒になって運ばれる。

リポタンパク質にはLDLとHDLの2種類があり、コレステロールを血管や組織に運ぶのがLDL。余分なコレステロールを肝臓に戻す働きをしているのがHDLだ。動脈硬化は、血管の内膜にたまったコレステロールの塊が起こす病気なので、いわゆる「悪玉」と呼ばれるLDLが多すぎたり、「善玉」のHDLが少なすぎたりすることに注意が必要だ。

検査値には参考値が設けられているが、その読み方も変わってきた。LDLコレステロールの値は1デシリットル当たり140ミリグラム未満が望ましいとされているが、リスクの低い人では160までは許容範囲とされるようになった。

自己判断は禁物

ただし、自己判断は要注意だ。専門家は、コレステロール値だけでなく中性脂肪など他の検査結果とのバランスを重視する。専門家が注目したのは、LDLのなかでも粒のサイズが小さいsdLDLの存在だ。

sdLDLは、動脈硬化を進行しやすい「超悪玉」としての性質を持っているが、1つの粒が運んでいるコレステロール量は少ないため、数が多くてもLDLコレステロール値が正常になる場合があることが分かってきた。

平野教授は、sdLDLの量だけを測定する技術を開発し、血液中の中性脂肪の値が高いとLDLのサイズが小さくなってsdLDLに変わる傾向があることを明らかにしてきた。そのためLDLの値が正常内であっても中性脂肪も一緒に高めの人は、「超悪玉」の数が多くなる。

私のブログ記事を読んでいただきありがとうございました。
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